どーも、会社員ブロガーゆうじです(@yuji_6023)
映画を観てまず感じること、それは、
『あ、この人主人公でこの人悪役ね』
映画の冒頭でまず感じることでしょう。
その一般的な常識をくつがえしてくれる映画がこちら、
『ザ・ギフト』
表紙から伝わる悪役感。
この時点で観る側をすでに騙していたらどうでしょうか?
本当に彼は悪役なのか?
映画を観たら必ずあなたが感じている彼の印象は変わることでしょう。
そんな面白さもこの映画の魅力であり、過去になにか人間関係で残しものがある方は恐怖を感じることになるかも。
観る人の人生で感想が変わるのもまた面白い。
そんな魅力満載なこちらの映画をご紹介していきたいと思います。
映画『ザ・ギフト』あらすじ
サイモンとロビンは郊外に引っ越すところから物語は始まる。
鏡にハートマークを書いたりと、現状ラブラブな夫婦だということが伝わる。
そんな仲の良い夫婦が近所で買い物をしていると、サイモンの高校時代のクラスメイト、ゴードと再開。
サイモンは全く覚えていない様子であったが、話をしていくにつれて思い出し二人は連絡先を交換することに。
ここからゴードはなにかと家にブレゼントを持ってくるようになる。
また、妻であるロビンが一人の時に限ってゴードが訪ねてくることから、『あいつはロビンが目当てなんじゃないか?』と不信感を抱き、ある時ゴードを突き放す。
するとそこから、飼っていた鯉が全滅したり愛犬が行方不明と、奇妙なことが頻発する。
二人はゴードの仕業なんじゃないかと疑い始め、その恐怖から日々家で一人ぼっちのロビンは精神的に病むようになり・・・・
映画『ザ・ギフト』ネタバレ&結末
実はサイモンとゴードにはロビンが知らない過去があったのです。
その過去とは、
サイモンはかなりのいじめ気質
ゴードはいじめられっ子
高校時代、サイモンはゴードが同性愛者であり、車の中で男といたなど嘘をでっち上げ広めてしまったことがきっかけ。
その嘘がどんどん広がり、転校せざるおえない状況に。
更には同性愛者と知ったゴードの父親がゴードを殺しかけたりとかなり酷い人生を歩むことになる。
その因縁と呼ぶべきサイモンにゴードが送った仕返しが、この映画のタイトル『ギフト』
サイモンとロビンは子供がずっと欲しかった。
ストーリー終盤にようやくロビンは妊娠。
元気な赤ちゃんが生まれるのです。
そこでサイモンは自宅に帰ると、3つのギフトが届いていることに気がつく。
開けてみると、
一つ目はベビーカー
二つ目はサイモンとロビンの家の合鍵
三つ目はDVD
そのDVDの内容は、ロビンが自宅で気を失っている間にレイプを企むような映像だったのだ。
だが、肝心な映像の前にDVDは終わってしまう。
そこでサイモンは思う。
「あの赤ちゃんは本当に俺の子か?もしかしたらゴードの子??・・・・・・」
サイモンは悲しみ、怒りに震える。
そのサイモンを遠くからゴードは見つめ、去っていく・・・・
映画『ザ・ギフト』各登場人物に対する感想
サイモン
まぁとにかくクソ野郎の一言。
いじめっ子中のいじめっ子って役だけに終わらず、
人に全く関心を持たず成り上がるためには平気で他人を地獄の底に落とすようなやつです。
過去にいじめていたゴードのことも覚えておらずなんとも最低な男。
会社で昇格の機会があった時も平気でライバルに不正行為をさせたと疑いを被せ、地獄に突き落としていることが分かる。
また、ロビンがサイモンとゴードの過去を知った時にサイモンがゴードに対して謝罪をしてほしいと頼んだ場面がある。
仕方なくサイモンはゴードに謝りに行くのだが、その謝罪は本心ではないとゴードに見破られてしまう。
するとサイモンが逆上し、サイモンをボコボコにしながら
「俺の謝罪を受け入れろ!!」
とか言い始めるのだった。
主人公だと思っていた男がまさかの真の悪役。
これには正直驚いた。
ロビン
一見優しくて美しい奥様って感じのキャラでした。
けれど、男運が悪いというか『旦那に対して良い部分しか見ていなかったのでは?』と思うところを感じました。
何故かというと、サイモンはゴードに対して酷い悪態をついているにも関わらずロビンはサイモンの人間性を疑わない。
更に昇格の為に平気で人を地獄に落としたり、サイモンの過去に対して何も知らなかったことからそう感じざるおえませんでした。
ただ終盤にはサイモンに対してあきれているので、子供を授かってしまったけどここで気がつけて良かったねって感じです。
ちなみにサイモンと今後関係性を戻すことは無いでしょう。
個人的にそう願いたい。
ゴード
ストーリー上で一番好きなキャラ。
表紙の印象からただの変人で非モテキャラだったのが終盤になるにつれ彼を応援したくなるのはこの映画の本当の魅力の一つ。
鯉を全滅させてしまったこと、サイモンの家を盗撮していたことは残念だが、仕返しなので多めに見てあげてほしい。
また、ラストにロビンをレイプしたのかしていないのかはっきりと分からず映画は終わってしまうのですが、
ゴードはロビンをレイプしなかったことが分かるのです。
何故なら、過去にサイモンから受けたいじめは嘘に塗り替えられたことで変化してしまった人生。
この嘘とは、本当はレイプしていないけどレイプしたと思わせればサイモンは悲しみ怒るだろうと、ゴードなりに考えた仕返しだということが分かります。
更に、妊娠したロビンに会いに行った時も、「良い人は良い思いをしないと・・・」このような発言から、
サイモンにしか仕返しはしていないということが分かるのです。
この道理が通ったやり方が彼の魅力。
最後に。
この映画の本当の魅力は、
最初に主人公だと思っていた方が実は悪役、最初に不審者だと思っていたキャラが実は善人だったという事実が隠れている。
これがたまらなく面白い。
そして、この映画のメッセージ性
”人を思いやる気持ち”
これが物凄く感じ取れたので学びにもなりました。
この映画で人に対する思いやりを学び、決してサイモンのようにはならないでくださいね。
また、個人的にはまだまだオススメの洋画が沢山あります。
過去にご紹介したオススメ洋画記事も是非一度目を通してみてください。
あなたに合う作品があれば幸いです。
(※アイコンポチれば記事に飛べます)
⬇︎プロの殺し屋と幼女の切なさと愛情のお話
⬇︎神になり人の心の大切さを知るヒューマンバラエティー
⬇︎素晴らしい音楽と映像の中で起こるリアルな恋愛劇
⬇︎人生とは素晴らしいと心から感じさせられる奇妙な人生の物語
⬇︎地球外生命体から襲われるパニックホラー
以上、会社員ブロガーゆうじが送りしました。
この記事へのコメントはありません。