映画レビュー

【映画 ラブ&ドラッグ】セフレから真実の愛に変わるラブロマンス映画

どーも、会社員ブロガーのユウジです(@yuji_6023

この映画をご紹介する前に先ず言っておきたい。

なぜ今まで観なかったのかと…

それぐらい心を揺さぶられた映画がこちら⬇︎

 

 

【Love & Other Drugs】ラブ&ドラッグ  2010年 (R15指定)

 

あらすじを説明する前にお伝えしたい。

冒頭40分はただのヤリ○ンがヤリ○ンとS○Xする映画だということ。

隠すことなどなくボロンボロン見えることから『中味ペラッペラなんだな…』『ただのS○X映画なんだな…』と思ってしまうかもしれない。

でもこの映画はそんなチープなものじゃなく真剣なラブロマンス映画だということを最初にお伝えしておこう。

そしてこの映画を観るならギャグではなく真面目にティッシュの用意をしておいてほしい。

もちろん涙を拭くためです。

 

映画【ラブ&ドラッグ】あらすじ

 

 

あらすじ(上)

ジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は小さな電気屋に勤めている。

生まれ持ってのチャラ男な彼は自頭の良さから巧みな話術で女性客を翻弄し、日々商品を売りさばく。

ある日、店長の彼女と倉庫でS◯Xしてるところがバレてしまいクビになる。

その夜、家族の集まりで食事をとっていると弟のジョシュから製薬会社を紹介される。

女性達がステージで踊り掛け声を浴びせるようななんともチャラい製薬会社のファイザー製薬に勤めることとなる。

厳しい研修を乗り越え無事に配属先が決まり、その中でジェイミーはちゃっかり研修を指導していた女性とも体の関係を持っていた。

配属先で先輩セールスマンのブルースとジェイミーはMR(病院周りのセールスマン)として新たな人生の幕を開ける。

ここでも巧みな話術で病院の受付嬢らを翻弄し、薬のサンプルを自ら棚に置けるようになる。

しかし、ライバル企業の営業マンが中々手強い。

そんなことは御構い無しに受付嬢と体の関係にまであっという間に進展し、徐々に病院を手中におさめる。

ブルースからナイト医師の心さえ掴めば他の医師も落ちていくとアドバイスされ、ナイト医師に1000ドルの小切手を渡す。

そこでジェイミーは医療現場を学ぶために仕事を見学させてほしいとナイト医師に頼み、引きぎみではあるものの金の魅力に負けジェイミーを受け入れる。

そのタイミングで若年性パーキンソン病患者の受診が始まり、ジェイミーは研修医としてナイト医師と一緒に受診室に入る。

病室に入るとそこには美しい女性が座っていた。

ジェイミーも一目見た瞬間虜になる。

 

 

そこで出会ったのがマギー(アン・ハサウェイ)だった。

マギーは胸に傷跡があると言って医師に診てもらう。

あのアン・ハサウェイの胸がボロンするシーンに誰もが驚いたことだろう。

ジェイミーも思わず凝視。

ジェイミーはその後手荷物を車のトランクに積んでいると、後ろから鞄で殴られる。

マギーはジェイミーが研修医ではなくMRだと知り、自分の胸を見られたことから大激怒。

ジェイミーは軽く謝罪するがマギーは納得がいかずカメラでジェイミーを撮りファッキューの合図。

初対面からひどく嫌われたようだ。

これがこの二人の出会いとなる。

 

あらすじ(中)

ジェイミーは若年性パーキンソン病患者であるマギーを仕事の出世に利用しようと企み、受付嬢にマギーの連絡先を聞く。

マギーに連絡を取り、マギーが働いているカフェで会うこととなった。

二人は意気投合し、そこからセフレの関係となる。

ここからは体の関係のみと割り切った付き合いが始まる。

しかし、体の関係を重ねることでジェイミーはマギーを今までの女性とは違う魅力があることに気がつく。

二人で食事をするだけでも楽しい。

ジェイミーはS○Xをするだけではなく、マギーと一緒にいることでどこか満たされていた。

ただ、マギーは自分が病気持ちなことからジェイミーと真剣な関係になることを避ける。

その理由とは、ジェイミーを心から愛してしまったら途中で裏切られる恐怖迷惑をかけてしまうという考えがマギーの脳裏にはあった。

それでもジェイミーは諦めず、マギーがシカゴへ薬を買いに長距離バスで往復した後、ジェイミーはバス停でずっと待っていた。

そのことがきっかけで正式にマギーと付き合うこととなる。

そこからジェイミーはファイザー製薬の隠し球であるバイアグラ(インポテンツ治療薬)を病院に売り込み、一気に出世することとなる。

二人は仲良く過ごしながら仕事も順調。

そんな中、ナイト医師への営業後にジェイミーはマギー宅でイチャつくが、ジェイミーがなにかを伝えようとした時、過呼吸になってしまう。

症状は直ぐに治り、ジェイミーはゆっくりマギーにこう告げる。

『愛してる。』

ジェイミーは今までの人生で愛してると伝えたことがなかった。

それがショックで過呼吸になっていたようだ。

ここで初めてマギーに対して心から気持ちを伝える。

ある日、薬局が休業日で薬が飲めず、マギーの容態は深刻だった。

お酒をコップに注ぐのがやっとの状態から、マギーの心は深く傷つき、ジェイミーにあたってしまう。

ジェイミーはマギーの言葉に腹を立て、部屋から出て行くがマギーの泣き叫ぶ声で戻り、静かに抱きしめる。

マギーはジェイミーと出掛けると、パーキンソン病患者の会を開いている女性から声をかけられる。

向かいのビルで病人の生の声が聞ける会が行われているようだ。

そのことを知り、マギーはその会に参加する。

そこではパーキンソン病患者が強くたくましく生きる姿があった。

マギーは感動し、心から前向きになる。

途中でジェイミーも参加する。

その途中、妻がパーキンソン病を患っている男性と出会い、ジェイミーは今後のアドバイスを聞く。

男性はジェイミーにこう伝えた。

『今直ぐ別れを告げて健康な女を探せ。
妻を愛しているが、二度はごめんだ。
最愛の人が別人になってしまう。
着替えもできなくなり、シモの世話まで、表情を失い、認知症になる。』

一方マギーは患者の強くたくましい声に助けられ、すっかり前向きになっていた。

その気持ちからジェイミーに対してこう告げる。

『愛してる。』

しかし、ジェイミーは先ほどの男性から現実を突きつけられ、心から喜べなかった。

 

 

あらすじ(下)

このことから、なんとしてでもマギーの病気を治そうとジェイミーは決断する。

ジェイミーはマギーと様々な病院へ診察に行くが、良い結果は望めなかった。

その後、遠出をして向かった病院の手違いで予約が先延ばしになってしまう。

怒りを感じたジェイミーは受付で罵声を浴びせる。

マギーはうんざりしてしまい、ジェイミーをおいて病院を出てしまう。

マギーはジェイミーの本心を感じ取っていた。

病気のマギーとは関係を続けたくないことに…

二人はこのことがきっかけとなり別れてしまう。

ジェイミーもマギーも本心はお互いを欲していた。

ジェイミーはもやもやしながら過ごしていると、遂にシカゴ行きの昇格が決まったと通知が入る。

その昇格祝いにレストランへ足を運ぶとそこには新たな彼を連れたマギーがいた。

二人はどこかぎこちないが、当たり障りのない会話をする。

ジェイミーは一言告げる。

『会えてよかった。』

マギーはどこか切なさを感じさせつつ笑顔でこう告げる。

『イヤな奴。』

そこで先輩のブルースが入ってきてマギーはジェイミーのシカゴ行きが決まったことを知る。

再び切ない表情を残しながら『おめでとう。』の一言を告げて店を後にする。

ジェイミーはシカゴへ行く為の身支度を始めるが、マギーと付き合っていた時に撮影したビデオカメラを見つける。

その映像を見た時、ジェイミーは心から思った。

『俺にはマギーより大切なものはない。』

急いでマギーの元へ向かうが、マギーは長距離バスで薬を買いに行く最中だった。

ジェイミーは車を飛ばし、バスを止める・・・

 

 

映画【ラブ&ドラッグ】セフレから真剣な恋愛へと進展

 

 

この映画を観た瞬間、こう思った。

よくある中身空っぽなS○X映画だなと。

ただ、主人公は陽気でクズ野郎、展開としてはスピーディーで面白い。

そんな粗末な感想を抱きながら観ていたのだが、物語が進むうちにチープな思考は無くなっていた。

この物語は一人の男が出世するサクセスストーリーに付け加えアメリカの製薬事情を真剣にフォーカスしつつパーキンソン病に関してもしっかりとリアルを映している。

S○Xネタだけではなく、真剣な問題にもしっかりとフォーカスしつつ、コミカルな要素も含めてあることからスッキリと観れる映画となっているところも非常にオススメな要素の一つ。

また、この物語の軸であるセフレネタは外せない。

一人のチャラ男が真剣な恋に目覚める瞬間を上手く映し出している。

この流れも非常に魅力的であり、恋愛に疎い方やセフレに悩まされている方には是非とも観て頂きたい。

セフレの元彼を聞いて勃起不全になったりS○Xをしなくても一緒にいたいと願う男性思考を上手く表している部分が非常にリアルで面白い。

また、アン・ハサウェイ演じるマギー役の心に秘めているものを理解しながら観ていたことから非常に胸が苦しかった。

愛する人だからこそ一緒にいてはいけないと強く心に決めるマギーの気持ち。

並大抵の強さでなければ出来ない行動だ。

人は辛い時こそ人に支えて欲しい。

しかしマギーはジェイミーの幸せを願い、辛いながらも自ら距離を置く選択も本作の魅力的な部分である。

 

映画【ラブ&ドラッグ】相手のことを想ってこそ真の愛(結末)

 

 

ジェイミーはなんとかマギーを説得し、5分だけ時間をもらった。

バスの外で二人は向き合い、ジェイミーはマギーに対して初めて自分というものを語る。

ジェイミーは今までわざとクズ野郎を演じていた。

今まで心から愛したことがない自分というキャラをみんなが受け入れてくれたから。

本当は寂しかったのかもしれない。

しかし、マギーは人生の中で唯一心から愛し、許せた相手だということを告げる。

マギーはそれを分かっていた。

ただ、病気の私と一緒にいたらジェイミーに迷惑がかかると思い、自ら距離を置いていたのだ。

それはマギーが心からジェイミーを愛しているからこその行動。

ジェイミーはこう告げる。

 

『どこかの世界に、あるカップルがいたとする。
健康な男と優しい男、悩み事もささやかだ。
バカンスの予算とか、口ゲンカとか、家政婦のこととかね。

そんなのイヤだ。

僕らがいい。

君がいい。

君と僕。』

 

二人はお互いの本心を知り、初めて心が通じた瞬間だった。

抱きしめ合い、ジェイミーはシカゴ行きを諦めてマギーと一緒に暮らす道を選んだ。

 

映画【ラブ&ドラッグ】まとめ

 

 

本作の見どころとしては、アメリカの製薬事情、パーキンソン病とフォーカスすればダークな内容になってしまう部分を非常に明るく映し出しているところにある。

また、主人公ジェイミーの女性に対する扱い方がボキャブラリー豊富であり、クズ野郎の内側に見せる紳士的な一面も見せていることから男性諸君は学ぶべきところもある。

そしてなんといってもラストの二人がバスの前で会話するシーン。

これには号泣した。

もう一度だけ言う。

ラストのシーンは号泣必須。

なんといってもマギーがジェイミーに対して大切だからこそ我慢しているという心境にもらい泣き。

また、チャラ男でありクズ野郎のジェイミーが一皮向けた瞬間でもある。

このシーンは女性なら共感する部分があるのではないだろうか?

この映画を観た方と是非とも討論したい。

それほど素敵なラブロマンス映画。

夜に一人でホットココアでも飲みながら観てもいい。

彼氏や彼女とイチャつきながら観るのもありだ。

あなたの恋愛観が変わるきっかけにもなるかもしれないので、是非ともオススメする映画です。

以上、会社員ブロガーユウジがお送りしました。

 

※現在TwitterのDMにて恋愛相談を行っております。
気になる方はこちらまで→(@yuji_6023

 

 

 

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